引退をするまで最高齢現役棋士として将棋界では有名で、引退後はそのキャラクターからメディアに引っ張りだこの加藤一二三さん。
テレビで拝見する姿はとてものほほんとして可愛い印象ですが、実際のところはどうなのでしょう。
今回はそんな加藤一二三さんの血液型から性格が垣間見えるエピソードまでご紹介していきます。
もともとのほほんとしている人なのか、あれはテレビ用で実は厳しい人なのか、そのエピソードから加藤一二三さんの性格を紐解いていきましょう。
加藤一二三さんの血液型とプロフィール詳細
では早速、加藤一二三さんのプロフィールを確認していきましょう。
生年月日：1940年1月1日
身⾧：167ｃｍ
出身：福岡県
最終学歴：早稲田大学(中退)
血液型：A型
そんな気になる加藤一二三さんの血液型は、A型です！
一般的にA型の性格は、一言でいうと『几帳面で真面目！』なのが特徴と言われています。
もっと血液型別の特徴を掘り下げるならこちらの記事がオススメです。
血液型と性格は関係あるの？ないの？それぞれの特徴から科学的根拠まで調査！
テレビで見る加藤一二三さんとはイメージが異なりますが…
調べてみると意外とA型らしい性格をお持ちのようですよ！
ではここからは、加藤一二三さんの性格が垣間見える具体的なエピソードを紹介していきたいと思います！
A型の性格らしい加藤一二三さんに関するエピソード
エピソード①加藤一二三さんが会見をすぐに行わなかった理由
2017年、将棋のフリークラス規定により、降級点回避条件が満たせなくなったことで加藤一二三さんは引退をしました。
名人経験者が規定で引退するのは史上初で、この規定がなければ今でも現役を続けていたと本人も話していたほど。
この引退が決まった日、加藤一二三さんは「記者会見は後日します」と話し、当日はすぐに帰られていました。
これは負けたことにより記者会見を開いていたのではなく、あらかじめ、関係者には「当日の記者会見はしませんが、後日します」と話しており、もともとの予定通りの行動だったとのことでした。
負けることもあるかもしれませんが、負けることを前提に対局なんてごめんですし、負けた日に記者会見をするなんて嫌ですしね。
また、加藤一二三さんはいつも負けた時は真っ先に帰宅し、奥様に負けたことを伝えた後、お互いに慰めあっていたからこそ、記者会見をせず、ご帰宅されたんだそうです。
長年この生活を続けており、棋士人生最後となる日でも変えることはなかった加藤一二三さん。
これはA型特有でもありますが、自身で決めたルールを尊重し続けていく性格のようですね。
（参考）“ひふみん”こと加藤一二三氏が引退戦直後に会見を行わなかった理由は「真っ先に帰宅して長年支えてくれた妻に負けを伝えるため」だった
エピソード②優しさが裏目に…
加藤一二三さんといえば、現役時代から対戦相手に見せた気配りが裏目に出てしまうことがありました。
元々、音に過敏な加藤一二三さんは、将棋会館の暖房は音がして気が散ってしまうため、電気ストーブを好んで使用していました。
そんな折に行われた神谷八段との一局。
神谷八段が寒くないようにとストーブを相手に向けるという配慮をしたところ、神谷八段から「顔が熱くなるからやめてください」と嫌がらせと誤解されてしまったそうです。
また、2008年12月、加藤一二三さんが自宅マンションの他の住人から訴訟を起こされるというトラブルが起こりました。
これは加藤一二三さんが自宅マンションのそばにいた野良猫に餌付けをしたことにより、糞尿を撒き散らされるなどの被害があったことが原因でした。
結果的に慰謝料を払うこととした加藤一二三さんでしたが、判決当時、「猫に長く生きてもらいたいと思ってした行動なのに、理解できない」と話していました。
気遣って見せた優しさなのにも関わらず、裏目に出てしまった加藤一二三さん。
ですが、その優しさが、棋士引退後、芸能界で活躍できている要因の一つなのかもしれませんね。
（参考）野良猫に餌やりでトラブル 訴えられた将棋・加藤元名人の「言い分」
エピソード③奥様は中学の同級生
あまり家族のことを語ることがない加藤一二三さんですが、その家族のことを公の場で語った時がありました。
それが引退の記者会見をした日です。
会見の中で加藤一二三さんは「長年にわたって私とともに魂を燃やし、共に歩んでくれた妻に深い感謝の気持ちを表したい」と語っていました。
お二人が出会ったのはなんと中学生の頃のこと。
中学3年生の頃に史上初の最年少棋士・史上初の中学生棋士となった加藤一二三さんですが、対局のために、学校を頻繁に休まざるを得なかったそうです。
そんな時に授業のノートを届けてくれたのが奥様である紀代さんでした。
加藤一二三さんが最後の対局後、帰宅し、引退報告をした際、奥様は「長い間お疲れ様でした。」とねぎらってくれたんだとか。
20歳の成人式の当日に結婚した加藤一二三さんご夫妻。
結婚して59年経つ今でも仲睦まじいとは羨ましい限りですが、A型の男性は「結婚を考えられる人としか付き合わない」という特徴があります。
まさに”The A型男性”といったところでしょうか。
（参考）加藤九段、妻は中学の同級生「ともに歩んでくれて深い感謝」
加藤一二三さんのことが更に好きになるワンポイント豆知識
のほほんとしたイメージの強い加藤一二三さんですが、棋士時代、意外と細かく決め事があったようです。
エピソード②でも触れたように、加藤一二三さんは音に敏感だったため、暖房ではなく電気ストーブを使用していました。
また。対局場所にあった滝も「集中できないから」という理由で止めさせたという逸話があります。
食事の際には、対局時の昼と夕方はうな重を食し、夕方以降にはコーヒーやカレーなどの刺激物は睡眠の質を保つために、絶対に食べないようにしているんだそうです。
ただし対局中には、脳を働かせるためにと十数本のバナナを食べたり、ゼリー3つを10秒で食べたりと早食いをすることも珍しくはありませんでした。
また、加藤一二三さんといえばほとんどの歯がありません。
これも過去に治療した時、「脳の動きが鈍くなったのを感じたから」という理由で、治療をやめ、入れ歯もしないと決めたようです。
これら以外にもまだまだあったのですが、総評してみると加藤一二三さんにはたくさんの決め事やルーティーンがあるようです。
イメージとは正反対ですね。
まとめ
・加藤一二三さんの血液型はA型。
・加藤一二三さんのA型らしいエピソードとしては、『加藤一二三さんが会見をすぐに行わなかった理由』『優しさが裏目に…』『奥様は中学の同級生』などがあります。
・加藤一二三さんは元プロ棋士で現在は芸能界で「ひふみん」の愛称で活躍しています。
2016年に藤井聡太さんが更新するまで、史上最年少棋士の記録を持ち、また史上初の中学生棋士、最年少A級昇級の記録を保持しています。
戦前生まれで名人経験をした最後の1人であり、デビューから4年連続でストレート昇級したことにより史上最年少でA級八段となったため「神武以来の天才」と呼ばれています。
のほほんとした印象の強い加藤一二三さんですが、その性格はいたってA型っぽく、決めたれたルーティーンは必ずこなし、人や動物にも気遣い・優しさを見せており、長く連れ添っている奥様とは中学生の頃の同級生という仲睦まじいエピソードまでお持ちです。
すでに79歳とご高齢でありながら、テレビに出演したり講演会を開いたりと忙しい様子の加藤一二三さん。
これからも体調には気をつけながら、そのお姿を見せてもらいたいものですね。
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